東埼玉自動車教習所オフィシャルブログ

車レビュー!プリウス編

街中でよく見かける新型プリウス

今回もブラックスカイウェイブさんのタイトルをパクリました。まぁネタがないんで自分も最近乗った車をレビューしてみますね。ある意味本業ですけど(笑)

今回は現行型のプリウスです。レンタカーと似た形態のシェアカーと呼ぶものを利用しています。イメージ的には1台の車を数人でシェアするような感じがしますが、実際はスマホで乗りたい時間に予約を入れて乗車する、いわゆるレンタカーとほぼ同じシステムです。

最大の相違点は、シェアカーはレンタカーと異なりスタッフが常駐していないので24時間利用できること……レンタカーが時間単位での料金に対してシェアカーだと10分単位の料金だと言うことです。

今回借りたプリウスは10分100円だったので、1時間10分利用して700円でした。近場に買い物に行く程度ならシェアカーの方がお得ですね。ちなみにガソリン代も含んでいるので、レンタカーのように帰り際にスタンドに寄る手間がありません。超楽!!

デザイン

噂の新型プリウスと言うことで借りてみたのですが、やはりと言うかデザインが個性的ですね。良く言えば斬新で、悪く言えばやりすぎと言ったイメージです。このあたりは販売台数が物語っていますが(売上ランキングでは強いが売上は旧型の方が上)、販売しているトヨタディーラーのスタッフも「前回のプリウスに馴染んだ方にはなかなか受け入れられないデザインかもしれません。」と素直に納得しています。

どう見ても万人受けするデザインではありませんから、おそらくトヨタは先代プリウスまでに持たれていた「燃費優先だけどそれ以外は平凡」のイメージから脱却したかったのかもしれません。

インテリア

クリーンで先進的なイメージなのですが、この手のデザインが珍しくなくなってきた現代においては普通と言った感じです。つまりはどこかで見たことのあるようなデザインの焼き直しと言ったところでしょうか。

メーター内はフル液晶表示となりました。先代プリウスよりも華やかになった印象はありますね。インフォメーションディスプレイも当然見栄えは良くなりましたが、飽きると大して見なくなるため買ってからもって半年くらいがアドバンテージです。

ただガラスエリアが大きくなったのか、運転席からの視界はかなり良くなっています。死角に隠れた歩行者をいち早く察知できるようになるため、これは大きな改善点と言えます。一方で後ろの視界は……。

プリウスお馴染みのエレクトリニック(電磁式)シフトレバー。よく見ると先代から形状が変わっていないようにも見えます。相変わらずエンジンブレーキを効かせるモードが「B」表記ですね。これだと高齢者がバックと勘違いしてコンビニに突っ込んでしまう可能性があるため、他の表記でも良かったような気がします。従来の「L(ロー)」表記とか……。

走行性能

普通です。とにかく普通です。運転は普通にしやすいです。特別ときめきも感動も一切ありませんが、運転していて過不足を感じることはありません。ようするによく出来た道具です。

日常的に運転をしなければならない営業マンや、車にさほど興味はないけどストレスなく普通に走りたい人にはオールマイティーな性能を発揮します。基本的な安定性は高い水準で満たされていると思いますよ。

かつてのトヨタの車づくりは「車に乗っていることを意識させない」という特徴がありました。カローラなんてそうですね。このプリウスはまさしくそうした特徴を持っているとも言えます。なんだか乗っていて懐かしい感覚になりました。

ちなみにモーターのみで走るシチュエーションが増えたような気がします。THS(トヨタハイブリッドシステム)の制御が変わったのでしょうか。走り出しはほぼモーターのみで走行するので非常に静かです。

ユーティリティー

ハッチバックなのでそこそこ積めます。このユーティリティー(積載性能)に関しては世界トップレベルの水準をマークするのが日本車です。このスペースのどこかに(おそらく荷室下に)ハイブリッド用のリチウムイオン電池が入っていると思うのですが、それらの存在を感じさせないほど荷室は広いです。

逆に外車の場合は「あっ、ここにバッテリーが入っているんだな。」と一目で分かるようなデッパリがあるのですが、そのあたりはさすが世界のトヨタ!先進のハイブリッドシステムを搭載しながらこれだけフラットな空間を実現するのはなかなかです。

まとめ

欲しいかどうかは別として、意外にも日常ユースで使い勝手の良い車です。プリウス……というよりは燃費の良い普通の車です。

かつてのプリウスは燃費性能の良さをアピールするために先進技術にウエイトを置き、走行性能には多少目を瞑っていた部分もありました(初代プリウスなんかアイドリングストップするとエアコンも消えてましたね)。しかし進化を重ねるにつれてそのような個性は薄れ、車としての完成度を高めてきたのだと思います。

こうなるとプリウスとしての個性はエクステリア(外観)デザインで勝負するしかありません。かと言ってちょっとやそっとの奇抜性を持たせても世の中にはもっと個性的な車もいますから、それらに対しても強烈な個性を発揮しようと生まれたのが新型プリウスなんだと思います。

以上が感想です。乗ってみると非常に運転しやすい車なので、燃費が良い車を探している方にはかなりベストな選択だと思います。

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