人々の平穏を破壊する邪神
こいつのこと。
拡大。
セミ!人類史における史上最大の厄災とも言われるセミファイナル(死んだフリして近づいたら暴れるやつ)を習得し、人類を恐怖のドン底に陥れる蛇の道の生物である。
防災無線をかき消す騒音、非人道的なフォルム、図体はでかいくせに腹部は空洞というグロテスクさ…まさに「なんで地球に登場してきたの?」と言わんばかりの存在。
それに虫の世界では異様なほど長い寿命をもつこと自体が気持ち悪い。一般的にはセミは1週間で死ぬというイメージが強いがそれは地上にテリトリーを拡大してきた成虫の話!
セミの幼虫は地中で7年間過ごす。日本でよく見かけるアブラゼミが平均6年、長い種では最大17年間も地中にいる。つまり昆虫の世界では異質なほど寿命が長い種なのだ。下手すると犬と同等かそれ以上。
幼体が長く成体が短いという点においてはドラゴンボールのサイヤ人の気質にもよく似ているだろう(戦闘民族なので50代でも見た目年齢が20代に近い者が多く80代を超えると急激に老化する)。餓の仲間では成虫になってから2時間で絶命する種もいる。
つまりセミは人類でいうところのスーパーサイヤ人であり、存在自体がギガンティックミーティアクラスなのである。しかも空中でハイドロポンプをしかけてくる個体もいる。
こんな生物なのかよく分からない物体が空中を飛んでいるなんてどう考えても狂気の沙汰だ。天より飛来し災厄…ジェノバ。
しかし日本には古来より伝わる対抗策がある!
それは四季!
そう、日本には四季があるから!
ついでに言うと劇団四季は品川区のイメージだけど港区にもあるから!
とにかくセミが狂喜乱舞をする夏を越えれば活動限界を迎えるので一応平和にはなる。ハチは飛んでいるやつに近づかなければいいが、セミはなぜか歩道のど真ん中で死んだフリをしているケースがあるので悪質極まりない。
ちなみに完全なとばっちりだが顔がセミに似ている気がするのでバッタも嫌い。バルタン星人はエビなんだろうけどセミにしか見えないのでもっと嫌い。バルカン半島はヨーロッパの火薬庫。
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