東埼玉自動車教習所オフィシャルブログ

フィットハイブリッドレビュー

話題のシェアカーにて借りた3時間の旅

休日、野暮用があったので今話題のシェアカーを借りてみることにしました。そもそもシェアカーとは何か?

簡単に言えば「月額料金を払うことで、数台の車を共有するという考えです。」一般的には車を所有していない人が使いたい時にだけ使うための合理的な発想から生まれています。

しかし私の場合はシェアカーの安さ(実際安いかと言われればそうでもない)に魅力を感じたのではなく、予約が空いていれば24時間いつでも使える気軽さに利便性を感じたからです。

ここでレンタカーとシェアカーの違いを比べてみましょう。

ざっとこんな感じです。基本的な流れとしては以下の通りです。

①スマホで車が空いている時間に予約を取る。

②時間になったらスマホで施錠(スイカの場合もある)

③利用開始

④終わったら車のカギを閉め、スマホをかざしてロック

おわり………これだけです。帰りに給油の必要もないので、ちょっとした時間に用事がある時なんかに便利ですね。

10分単位で予約が取れるので、私が借りたフィットハイブリッドだと、10分80円を3時間借りたので\1,440ですね。一般的な大手レンタカーで安くて\4,485、格安レンタカーで\2,525なので、その半分くらいと考えれば安い方でしょう。

しかし6時間以上借りると\2,880を超えてしまうので、長時間借りる場合はレンタカーの方が安いですから、利用時間によってはシェアカーの方が高くなる可能性があります。短時間ならシェアカー、長時間ならレンタカーがお得ですね。

私の場合はもうひとつ理由があって、駐車場が駅の向こうなので取りに行くのが大変なのです。(直近の駐車場だと安くて月額\57,000なので)

一方でシェアカーなら自宅マンションの隣にあるコインパーキングで利用できるので、乗るのも楽だし帰るのも楽なんですよ。近いって正義ですね。

それに店舗がないので夜中であろうと借りることがあります。レンタカーにありがちな「何時までに帰ってこないとお店が閉まって返却できない」といった事態にならないのです。例え夜中であろうと利用できることは、便利ですね。

フィットハイブリッドレビュー(デザイン)

今回の相棒はこちらです。ホンダの代表的な国民車こと「フィット(ハイブリッド)」さんです。

一応最新型です。フィットには通常のガソリン仕様と、今回のようなガソリン+モーターのハイブリッド仕様もあり、価格帯的にはこちらの方が上です。

最近のホンダ車を見て思うことは、フロントフェイスデザインの謎さです。巷ではブーメランパンツと言われているそうですが、確かにパンツに見えてきました。このデザインが何をモチーフのしているのか大して興味はないけど微妙に気になったりします。

おそらく最大手であるトヨタの販売力に対抗するためにはデザインに個性を付加させる必要性があったのかと思います。

全体的に質感のあるデザインというわけではありませんが、かと言って安っぽくもないホンダ車らしい中立的な質感です。

リアデザインはボルボのパクリにしか見えません。ホンダマークからリアライトまで水平に延びるラインが2代目ストリームを彷彿とさせます。リアライトの全体像が数字の「5」のような形をしていますが、どちらかと言えば「6」のようにした方が全体のまとまりが出そうです。ただそうすると本当にボルボのパクリになってしまうので躊躇したのだと思います。

横のラインは「あぁホンダだなぁ」という感じです。フロントドアからサイドウォールにかけて一本の筋が通っているのが分かると思います。これは横からの個性を出すために、一時期インスパイアや2世代昔のステップワゴンで用いられた手法ですが、とりあえず線をひけばデザインなんだという発想が好きではありません。

確かにこれがないとのっぺりとした印象になってしまうのですが、線を描く手法以外にデザインをしっかりとして貰いたい感があります。そう考えるとこのモデルの先代型は質感、デザインともに初代の正当進化という感じがしました。

今回は新しさを求めたあまり、時間と予算の都合かは分かりませんが、フロントフェイス、リアデザインと比べるとサイドは何か物足りなさを感じます。

内装に関しては先代型の方が質感は上、新しさはこちらが上と言った感じです。メーターまわりの覆いかぶさるフードのようなデザインは新しさがあって好印象ですね。似たようなデザインでは現行型のトヨタ・ウィッシュがありますが、全体的なまとまり感はこちらの方が良いでしょう。

エアコン操作はタッチパネルで行います。感度も良好で操作性は良いのですが、個人的にタッチパネルに指紋が付くのが嫌なのでそのへんはNGです。おそらく平気なんでしょうけど、将来的にタッチ不良だとか故障とかになりそうなイメージは拭いきれません。

カップホルダーや小物入れは「さすがホンダ」と言う感じでかなり豊富ですね。少し気になった部分としてはインパネまわりのシボ加工です。

これはフィットに限らずほとんどのホンダ車に言えることなのですが、妙に表面がテカテカしていて油ギッシュな感じがするのです。どちらかというとトヨタのような乾いたテイストのシボの方が質感は高いと思います。なんかケミカル剤で塗ってごまかした感が出ています。

フィットハイブリッドレビュー(走行性能)

エンジン排気量は1.300cc、そこにモーターが追加されたハイブリッドモデルなのですが、赤信号で止まるたびにアイドリングストップを繰り返す謎の頻度は健在です。下手すると一時停止でもエンジンが止まります。直後にブレーキを離すとエンジンが起動するのですが、こうした短時間のアイドリングストップは意味がないのでもう少し制御を変えた方が良いかと…。

加速性能はまぁふつうの1,300ccに比べればトルクがあるかな程度です。「予想以上に速かった!」という印象はトヨタのアクアと共に残念ながら感じませんでした。むしろ1,500ccモデルの方がハイブリッドモデルよりも元気です。

走行感覚はバッテリー重量による車重増の影響か、全体的にドッシリとした質感の高いものです。エンジン音もただのガソリン仕様に比べれば静かなのですが、これはエンジン特性だけの問題ではなく遮音材による部分も大きいかと思います、静粛性に関してはそこそこの企業努力をしたのだろうと感じました。

今回の走行では42キロしか走っていないので実燃費は分かりません。ガソリンゲージはひとつも減っていないので、少なくとも1Lあたり13キロ以上は走るだろうと推測できます。最新型なのでもっと高燃費をたたき出すかもしれません。いずれにせよ確かな情報を持ってはいないので、後日しっかりと調べて記載したいと思います。

ハンドルは良い意味で「軽い」です。走っていてフラフラふらつくような軽さではなく、電子制御でしっかりと路面からの挙動を拾ってくれる軽さなので、運転は非常にしやすい車です。

メーター内が高燃費走行だと緑、そうでないときは青になるギミックがあるのですが、なんとなく加速したときは青でそれ以外は緑と言ったくらいの変化しかしないので、しばらく乗っているとどうでも良くなってくる要素だと思います。

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