目の前に広がる富士山
ある喫茶店で誰かが言っていました。
「富士山は登るものではなく眺めるもの」だと。
世の中にはミクロではなくマクロで見た方が美しいものは多くあり、地球だって宇宙から見れば綺麗な球体をしていますが、近づくと山やら谷やらでデコボコしています。肌の角質もそうですよね。
この“眺めることによる美しさ”の概念は日本人の“間”の文化に共通するものがありそうです。
ちなみに写真は静岡県に所在する美華ガーデンです。かつてはムーランルージュ乙女という最凶に胡散臭いネーミングのドライブイン廃墟でした。
この富士山もいつかは噴火を起こし、この綺麗な形が崩れるとされています。
まぁ自分が生きている最中には起きないとは思いますが、遠い将来、「あの富士山は昔綺麗な円錐形をしていたんだよ。」と語られる時代が来るのでしょうか。
富士山は今も昔も静かに人々の生活を見守っています。
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