これは、フロイドローズ使いの宿命である
フロイドローズとは、ギターのブリッジの下に穴を開けることによって、音程の可変域を大幅に広げるというギター界の革命的技術である!
その効果はすさまじく、音程の自由な変化だけでなく、ロック方式によるチューニングの長期安定にまたこの革命の素晴らしさを感じる。
ただし!!
このフロイドローズのチューニングには多大な難点がある。
ハッキリ申し上げよう。
「めんどくさい」のである。
それはもう、「宿命」やら「儀式」、「苦行」等々と呼ばれるほどに最高にめんどくさいのである。
これが横から見たフロイドローズだ。
弦を緩めたり、締めるとこの黒い塊が浮いたり沈んだりする。
続いて、後ろのバネを調節し……。
再び平行にする。
チューニングが安定するまでこれをひたすら繰り返す。
まさに繰り返される苦行の螺旋である。
では、また。
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